没後20年 森本三郎展/追悼 森本光子展
当美術館の特別 展「没後20年 森本三郎展」(5月26日~7月1日)に続く「追悼 森本光子展」が5日、開幕しました。この特別展は計画当初、森本三郎没後20年の節目を迎え、三郎ひとりに的を絞ってその画業を紹介する予定で準備作業に取り組んでいたのですが、昨年の8月初旬、やはり画家だった森本光子夫人が急逝したため、路線修正を迫られることになりました。生前の夫妻は、小樽はもちろん札幌、東京での二人展を年中行事化していたことで知られており、お二人がともに天国に召されたからには三郎展だけではファンに納得されまいと考えたのでした。
しかし、限られた壁面の当美術館で二人の作品展を同時開催するとなれば展示する作品も限られてしまいます。そこで特別展としては異例の会期分断を決意、前期を三郎展、後期を光子展としてこれをワン・セットとする展覧会が実現することになりました。
しかし、限られた壁面の当美術館で二人の作品展を同時開催するとなれば展示する作品も限られてしまいます。そこで特別展としては異例の会期分断を決意、前期を三郎展、後期を光子展としてこれをワン・セットとする展覧会が実現することになりました。
今回の特別展を機に地元の小樽商大生が「小樽芸術文化ルネッサンス研究会」を立ち上げ、ヤングパワーによる協力な支援活動に取り組んでくれています。お陰さまで前期の三郎展の入場者数はこれまでの実績の二倍を越える記録となりました。
続く光子展は人物、人形、静物画など油彩78点が並びました。また、発行された著書ほか、遺品も陳列されています。夫妻の作品を網羅した豪華な二人の合体画集も「お買い得」と好評をいただいております。
三郎展の盛会ぶりが光子展にも押し寄せるよう祈っているところです。
三郎展の盛会ぶりが光子展にも押し寄せるよう祈っているところです。