市立小樽美術館 市立小樽美術館協力会

KANCHOの部屋

第61回美術市展を皮切りに文化祭開幕

 芸術文化の秋を彩る第58回小樽市文化祭が9月26日、市立小樽美術館を会場とする第61回美術市展で開幕した。小樽市と同市文化祭実行委員会主催の恒例の文化祭は当美術館のほか市内の産業会館、市民会館、市民センター、生涯学習プラザなどを会場に11月3日まで盆栽展、お茶会、ダンス&バレエフェスティバル、映画会、俳句、短歌、川柳大会など、多彩 なイベントが繰り広げられる。

 当美術館を会場とする市展は市内唯一の公募展で、その年輪は文化祭を回る伝統を誇る。当美術館2階と3階の市民ギャラリーを開放、一般入選作93点と市展委員の作品58点の合わせて151点が会場を埋め尽くした。
 2階ホールは一般入選作を中心に油彩31点、水彩32点、パステル、彫刻各1点、工芸26点が並んだ。市展賞をはじめ市長賞、教育長賞など受賞作がこのホールに陳列され、見ごたえのある展覧となっている。
 一方、3階ギャラリーは委員の作品を集中的に飾られ、水彩 15点、日本画10点、油彩28点、版画7点の構成。いずれも実力派の作品だけに落ち着いた雰囲気が楽しめる。

 美術市展の会期は10月7日までだが、当美術館ではこのあと書道市展(10月10日~14日)写真市展・和紙ちぎり絵点(10月17日~21日)高校生作品による小樽ユース展(10月24日~28日)が開かれる。入場料無料。

 なお、上記期間中、当館1階常設の中村善策ホールでは「中村善策の軌跡 素描・パステルの魅力とともに」のタイトルで、素描・パステル作品21点が、油彩 17点とともに陳列されている。こちらは有料(200円)。

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