「太地社展100年」展オープン
小樽美術の黎明期に重要な足跡を残した同人展「太地社」が、1926年の第1回展を開催してから今年でちょうど100年を迎えます。太地社は1924年に三浦鮮治が主宰する小樽洋画研究所のメンバーを中心に結成された、小樽ではじめての大きな美術団体です。
三浦鮮治・兼平英二の兄弟をはじめ、工藤三郎、中村善策、山崎省三、大月源二ら、のちに北海道美術協会(道展)の創立を担う画家たちが参加しました。
命名は大月源二の発案で、「太」は太陽、「地」は大地にちなんだとされます。その後、同人展から全道規模の公募展へと順調な展開を見せましたが、1930年の第6回展を最後にいわば道展に発展解消するような形でその活動を終えています。
本展では、当館所蔵の作品や資料を通して、太地社の誕生とその背景、会員や出品者たちの創作の歩みをご紹介します。
小樽の、そして北海道の美術を自分たちの手で興隆させていこうとする若々しい熱気とともに昭和初期のどこか懐かしい「洋画」の味わいをご堪能ください。会期は4月19(日)まで。皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。
苫名 真
