市立小樽美術館 市立小樽美術館協力会

KANCHOの部屋

「ミュージアムショップ〈小さな旅〉オープンに寄せて」

本日はミュージアムショップ〈小さな旅〉のオープン、誠におめでとうございます。これまで美術館といえば展覧会を見るために訪れる場所だったのですが、近年ではそれだけでなく、そこに行けばいつでも何か楽しめる、特別な時間を過ごせるような場としても期待されるようになっています。そのための施設がカフェやレストラン、ミュージアムショップなどですが、小樽美術館にもついに待望のミュージアムショップが誕生しました。

 

まずショップの中身、品ぞろえがすばらしい。近隣のおみやげ屋さんで手に入るようなものではなく、ここだけにしかないアーティストグッズ、それも小樽ゆかりの作家の作品だけが並んでいます。小樽の美術に気軽に触れていただくための新たな発信基地になることを期待しています。

 

日々の運営は約30名のボランティアの皆さんにお手伝いいただくことになりました。不安もおありのことと思いますが、美術館の顔としての自覚と誇りをもって来館者に接していただくとともに、仲間づくりや美術を学ぶ機会としても大いに活用されることを願っています。美術館にとってもボランティア活動との協働は初めてのことです。美術館の活性化に向けて手を携え、ともに歩んでいくことを楽しみにしています。

 

〈小さな旅〉というショップ名のとおり、小さなスペースでのささやかな活動かもしれませんが、小樽美術館にとっては大きな可能性を秘めた存在です。今日のオープンは美術館の新たな歴史を刻む第一歩となることでしょう。

 

ミュージアムショップ開設にご尽力いただいた秋野治郎会長をはじめとする小樽美術館協力会の皆さん、言い出しっぺであり、オープンを心待ちにされながら昨年お亡くなりになった山本信彦前会長に心からのお祝いと感謝を申し上げます。また、長年使われず、廃墟のようになっていたこのスペースを70年前のオリジナルの状態に復元しつつ見違えるような魅力的な空間に再生してくださった美術家の佐藤正行さんにも深い敬意と感謝を申し上げたいと思います。

 

苫名 真

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