写真と絵画による「小樽今昔物語2」
会期:2009年11月28日(土)~2010年2月21日(日)
時代の流れとともに多くの都市が失ってしまった文化が、小樽にはまだ残されています。かつての商業都市にふさわしく重厚な豪商たちの邸宅や優れた建築物が、高度経済成長期を超え今も残され、往時を偲ばせています。それらの文化遺産は、小樽を観光都市に変貌させるきっかけにもなりました。
美術の面では、今から100年程前、「羊蹄画会」(1907)など北海道美術の源流といわれる運動が起り、今も現代の画家たちが先達の伝統を受け継ぎ、独自の表現技法を見い出そうとしています。
この展覧会は、小樽在住の写真家8名(北海道写真協会所属)と当館の絵画コレクションを同一会場で展示し、小樽の新旧をたどるものです。現代の小樽の写 真家たちと、小樽画壇の形成をになった草創期の画家から現役作家までという異色の顔合わせとなります。
本展は、写真と絵画の2部構成とし、1)小樽の人々、2)小樽歴史探訪、3)小樽の自然のテーマを設けます。埋立て前の小樽運河や市場、路地裏、懐かしい建物、それら失われた風景と、新しい観光地とのにぎわいの対比など、小樽の今昔を鋭く捉えた写 真と絵画により、風土の厳しさと温もり、そこにある人々の暮らしを感じとっていただければ幸いです。
観覧料 ※1.2.3F共通券 | 文学館との共通券 | |
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一般 | 300(240)円 | 500(400)円 |
高校生 | 150(120)円 | 250(200)円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
小樽市内高齢者 | 150(120)円 | 250(200)円 |
障がい者 | 無料 | 無料 |
・( )内は20名以上の団体料金